[海軍] 黄猿 : 「...」

[海軍] 黄猿 : 「もォしもォ〜〜〜し...」

[海軍] 黄猿 : 「もォしもォ〜〜〜し...」

[海軍] 黄猿 : 「...」

[海軍] 黄猿 : 「困ったねェ〜〜〜...すぐそこのはずだっていうのに....」

[海軍] 黄猿 : 海軍。
海の安寧を守る軍事組織。

[海軍] 黄猿 : わっしはそんな所から派遣されてきたわけだけど、一手遅れたせいかめぼしい霊地は全て抑えられている。

[海軍] 黄猿 : この土地の管理者と協力して融通してもらうつもりだったんだけど...連絡がつかないよォ〜〜?

[海軍] 黄猿 : ...と、気配

[海軍] 黄猿 : 見聞色で、その先に目線を向ける

[海軍] ミーシャ : その視線を感じてか、見返して

[海軍] ミーシャ : 「……なんだか探し物してるようですけど、何か落とし物でもしました?」

[海軍] 黄猿 : 「おっとっとォ〜...」

[海軍] ミーシャ : 少し身を強張らせる、何せ

[海軍] ミーシャ : 随分と、良いトコの人に見える

[海軍] 黄猿 : 「いやねェ?わっしちょっと人に呼ばれているんだけどその子と連絡がつかないってワケなのよォ〜」

[海軍] ミーシャ : 「……待ち合わせ、ですか」
一応、生活の為にも広い人脈はある筈だが…

[海軍] ミーシャ : そういう話は聞いたことが無い、と思いつつ

[海軍] ミーシャ : 「どういった人だとか、あります?」

[海軍] 黄猿 : 「ん〜…といってもわっしもお偉いさんから命じられて来ただけだからねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「成程…」

[海軍] ミーシャ : 偉いさんに、か

[海軍] 黄猿 : 「この辺の大地主とか名家とかの人らしいんだけど、お嬢ちゃん知ってる?」

[海軍] ミーシャ : …やっぱり、何か無いかと思ってしまう、が

[海軍] ミーシャ : 「…あ」

[海軍] ミーシャ : 「そういえば、ですが」

[海軍] 黄猿 : 目尻を細くさせて

[海軍] 黄猿 : 「ん?」

[海軍] ミーシャ : 最近聞いた話、だが

[海軍] ミーシャ : 「…ここら辺の管理をしてた人が、何かあった…という噂は聞きました」

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] ミーシャ : 「詳細は知らないんですけど、ね」

[海軍] ミーシャ : 「噂ですけど、でもまぁ、その」

[海軍] ミーシャ : 「先に泊まる場所を探して、確かめた方がいいんじゃないかな…と」

[海軍] 黄猿 : 「あちゃあ〜……
どうりで電話も繋がらないわけだよォ」

[海軍] ミーシャ : 「…その、ええと」

[海軍] 黄猿 : ぺしり、と頭に手をやる

[海軍] ミーシャ : 「もしかしたら話せない事かもですけど、一つ聞いていいですか?」

[海軍] ミーシャ : …何か嫌な予感が、そこにある気がしたから

[海軍] 黄猿 : 「うん、恩義があるからねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「"此処"で、何か起きるんですか?」

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] ミーシャ : その予感を口にした時

[海軍] ミーシャ : 汗が一滴、零れて

[海軍] 黄猿 : 「殺し合い、だよォ〜〜」

[海軍] 黄猿 : 笑顔の奥に、冷たさを讃えながら応える

[海軍] ミーシャ : 「…」

[海軍] ミーシャ : 成程、という言葉は飲み込んだ

[海軍] ミーシャ : でも、何か

[海軍] ミーシャ : 分かっていた、気もした

[海軍] ミーシャ : 「…そう、ですか」

[海軍] ミーシャ : だが、しかし

[海軍] ミーシャ : 当たって欲しくは…無かったのだろう

[海軍] ミーシャ : 「あ、ありがとう、ございます」

[海軍] 黄猿 : 「ああ、こちらこそありがとねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「…ええと」

[海軍] ミーシャ : 「…もし、危ないのなら…」

[海軍] ミーシャ : 「気をつけてくださいね、はい」
一応、そう言葉を掛ける

[海軍] ミーシャ : だが、何となくわかる

[海軍] ミーシャ : この人は…守られる側ではない

[海軍] 黄猿 : 「ああ」

[海軍] 黄猿 : 「お嬢ちゃんもねェ〜〜〜〜……
何かと物騒だからねェ...」

[海軍] ミーシャ : 「…はい」

[海軍] 黄猿 : 朗らかな調子は崩さない

[海軍] ミーシャ : ただ、返事をして

[海軍] ミーシャ : そのまま、その場を去る

[海軍] ミーシャ : 「…さようなら、連絡着くことを祈ってます」

[海軍] 黄猿 : にこやかに手を振る

[海軍] 黄猿 : 振り返って一歩

[海軍] 黄猿 : 二歩。

[海軍] 黄猿 : 車が流れ。人通りも少ないながらに見られ

[海軍] 黄猿 : 何も変わらない日常の陰から

[海軍] 『不敗の青年』 : 『やれやれ、危なっかしいお嬢さんだ』

[海軍] 『不敗の青年』 : 霊体化を自然に解除して姿を表す

[海軍] 黄猿 : 「わかったかい?」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『ああ、間違いない。マスターだね』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『君の見聞色?そんな便利なものがあったら日常生活も楽そうだ...
まさか初めて効果を実感するのが隠れる時だとは思わなかったけれど』

[海軍] 黄猿 : 不平と皮肉。
この街に入っていきなり召喚された時には随分と難儀な英霊を引いたもんだと思ったけどねェ〜〜〜...

[海軍] 黄猿 : これはこれで、案外付き合いやすかったりするもんだよォ〜〜〜〜〜

[海軍] 黄猿 : 「そうはいっても人の心まで完全に見通せる訳じゃないからねェ〜〜〜」

[海軍] 黄猿 : 「君くらい素直に言葉に出してくれるとわっしも随分楽なんだけどねェ〜〜〜」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『違いない、世の中の不平不満を全て集めてみれば民主主義は十二分にも働くだろうね」

[海軍] 黄猿 : うん、性格の相性は悪くないねェ〜〜〜

[海軍] 黄猿 : でも…………

[海軍] 『不敗の青年』 : 『とはいえ、叶えちゃいけない願いと叶えても良い願い位は早めに見繕っておきたい所だ
マスターには悪いけど僕はそういう戦い方しか出来なくてね...』

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] 黄猿 : わっし、これで勝てるのかねェ〜〜〜?

[海軍] 黄猿 : そう言ってわっしが嘆息したのを『読み通した』ようにヤンは言ったよ

[海軍] 『不敗の青年』 : 『……大丈夫さ、マスター』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『僕は完全に勝った事こそあまりないけど

━━━━━負けた事は殆ど無いんだよ』

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[海軍] ミーシャ : 闇の中、二人並んで先程の場所に

[海軍] ミーシャ : 今度は明らかに、その態度の気弱さを払って

[海軍] 黄猿 : 「ホテルにチェックインも済ましたし...っと
おやァ〜〜〜〜?さっきのお嬢ちゃんだねェ〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「どうも、"黄猿さん"」
ツテで聞いた名前をそのまま

[海軍] 黄猿 : 見知った顔に笑顔を向ける
仲良くするのはまちがいじゃないしねェ〜〜〜

[海軍] 黄猿 :

[海軍] ミーシャ : 「しっかり泊まれたようでなによりです」

[海軍] 黄猿 : 「……殺し合いだって言ったのにねェ〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「…だからですよ」

[海軍] ミーシャ : 「出来るだけ、血を流さず」

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] ミーシャ : 「生きて、終わらせるなら」

[海軍] ミーシャ : 「…手早く、そう出来る道を探したかったので」

[海軍] ミーシャ : 「…でしょう?」
不意に同意を求める、それは黄猿ではなく

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…それがお前のやり方なら、そうだ」
横から現れる、黒尽くめの誰かに

[海軍] 『不敗の青年』 : 「………おやおや」

[海軍] ミーシャ : 「どうも」

[海軍] 『不敗の青年』 : 「どうも」
気の抜けた、覇気のない男が返事を返す

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「探り合った仲だな、男」
その返事に返しつつ

[海軍] 黄猿 : 「出てきちゃダメじゃないのォ〜〜……」

[海軍] ミーシャ : 「…意外と反抗的なんですね?」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「或いは…」

[海軍] 『不敗の青年』 : 「ああ、不平不満を言える体制にあるってことさ』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…そうか、なら好都合だ」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『お互いに協力し合わなきゃいけない分、妥協する部分は妥協する』

[海軍] ミーシャ : 「…なら、これも妥協で構いませんかね?」

[海軍] ミーシャ : 「今ここで殺し合うより」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『最大多数の幸福というのは最高からは生まれないものなんだよ』

[海軍] ミーシャ : 「手を組む方が、上手くいきそうですから」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『そうだね、まぁ私は構わない』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…気を張るほどでもなかったな」

[海軍] ミーシャ : 「…貴方は?」
黄猿に視線を向けて

[海軍] 黄猿 : 「...お嬢ちゃん」

[海軍] ミーシャ : 「ええ」

[海軍] 黄猿 : 「アンタ、長生きはできないかもねェ〜〜…」

[海軍] ミーシャ : 「…元より、生き易い身では無いので」

[海軍] 黄猿 : 「どっちつかずっていうのは自分に自信があってこそやるもんだ」

[海軍] 黄猿 : 「誰かを頼るのが第一なら」

[海軍] 黄猿 : 「死ぬよォ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「死して終わるなら、その時です」

[海軍] ミーシャ : 「"殺し合い"でしょう?」

[海軍] ミーシャ : 「出来る手を使うしか無い、この身ともう一人だけなら、ええ」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『もういいだろう、これ以上は時間の浪費というものさ』
割って入る

[海軍] ミーシャ : 「…」
息を吐き、呼吸を整えつつ

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…ああ、断る気は無いと見て良いか」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『結論を変える気が無いなら強行的に行くよりも少しずつ説得していくしか無い』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「なら、任せよう」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『ああ、僕らだってあまり人を殺したくは無いんだよ
お互い軍人なんだけどね』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : フードを深く被り、姿を隠しつつ

[海軍] ミーシャ : 「…私もですよ」

[海軍] 黄猿 : 「………」

[海軍] ミーシャ : 「殺すのはお仕事であって、趣味では無いのでしょう?軍人というのは」

[海軍] ミーシャ : 「なら、仕事にならないようにするだけです」

[海軍] 黄猿 : 「そういう事だねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「少なくとも、私は…」

[海軍] ミーシャ : 「趣味でもなければ、そういった物とは縁が無いので」
…尤も

[海軍] ミーシャ : 此処では、酷く名が広まってしまったのは

[海軍] ミーシャ : 今になって、痛い所だけど

[海軍] 黄猿 : 「それじゃあ勝つ為に…まずは…」

[海軍] 黄猿 : 一呼吸を置いて

[海軍] 黄猿 : 「わっしも土地勘が無いから、一緒に道案内がてら偵察に行くとしようかねェ〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「…構いませんよ」

[海軍] ミーシャ : 「では、改めてよろしくお願いします」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『ああ、こちらこそ
道すがら紅茶の美味しいお店があると良いんだけどな』

[海軍] ミーシャ : 「…時間があれば、そちらも」

[海軍] ミーシャ : 「私は此処では…顔が広いので」
…彼らが、それをカバーできると良いのだが

[海軍] 黄猿 : 「わっしはみそラーメンがいいねェ〜」
…戦わないと生き残れないからこそ、どっちかは選べるといいんだけどねェ

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 『不敗の青年』 : 『やれやれ、随分と好戦的で参るな』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「生き急ぐ連中が多い、先に落ちるだろう」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「だが、そのせいで残る相手は鋭い」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…勝ち通すには険しいな、あの術士」

[海軍] 黄猿 : 「チャンスは見計らうばかりだと穴に落ちてしまうよォ〜〜〜」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『生憎狙いを定めたようだ
彼らが前菜なら我々はメインディッシュといったところかな?』

[海軍] ミーシャ : 「消耗してくれれば好都合ですが、それには余りにも強力です」

[海軍] ミーシャ : 「激しい戦闘を経て尚、健在ですから」

[海軍] ミーシャ : 「…目をつけられたら、少し厳しいか」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『そこだね、問題は
一挙両得どころかこのまま負けかねない』

[海軍] ミーシャ : 「準備が欲しいというのは贅沢か…」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『戦力を貯めるには後一手欲しいところだけど贅沢は言っていられないかなぁ...』

[海軍] ミーシャ : 「…せめて、残りを引き入れるのが間に合えばいいですが」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「……だが、あの術士はもう一手は動くはず…」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『向こうから来てくれれば楽なんだけどね
果報は寝て待てとも言うし』

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「そうだな…部隊があればそれだけ優位だ」

[海軍] 【頭蓋砕き】 : 「…矛が失われるのは惜しいが、手はある筈だ」

[海軍] 『不敗の青年』 : 紅茶にブランデーを垂らす

[海軍] 『不敗の青年』 : 一息にのまず、ちびりちびりと

[海軍] ミーシャ : 「お味はどうです?」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『絶品、と言うほどでは無いね
やはり淹れ手の技量というのは味わうと分かるものなんだね』

[海軍] ミーシャ : 反対の席で、同じ紅茶を飲みつつ

[海軍] 黄猿 : 「随分とな言い方だねェ〜〜〜〜」

[海軍] ミーシャ : 「まあ、高級な店とまでは言いませんから…ですが」

[海軍] ミーシャ : 「馴染みの店ではあります」
ちらりと店の様子を見て

[海軍] 『不敗の青年』 : 『そうか、悪い事を言ったかな
ごめんよ』

[海軍] 『不敗の青年』 : 紅茶を飲み進める

[海軍] ミーシャ : 「構いませんよ」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『一つなにかを注ぐ事で味が大きく変わることもあるってわけか…
今日こそ動けると良いんだけどね』

[海軍] ミーシャ : 「…ええ、上手く事を運びたいですが…」

[海軍] ミーシャ : ふと安心をする、不躾な感想だが…だからこそ

[海軍] ミーシャ : 目の前の存在は、此処に居るのは合わないのだ…非日常なのだ

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 : 「…さて、勝つ道筋は?」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『勿論あるさ、頃合いじゃないだけでね』

[海軍] 黄猿 : 買い物袋を下げながら、道すがら二人で歩く。
ピカピカとしたいい天気だねェ……

[海軍] 黄猿 : 「…その頃合いは?」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『まずは、事実確認だ』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『やれるだけの事をやって、
やれることをやる』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『正道を取れるときは着実に進むのが吉さ』

[海軍] 黄猿 : 「…それはそうなんだけどねェ~~」

[海軍] 黄猿 : 「しかし…随分と物騒な話だったよォ~~」

[海軍] 『不敗の青年』 : 『誰しも大なり小なり事情は抱えているものだけれど
困ったな……どんどん自分の士気が落ちていく』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『やれやれ……』

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[海軍] 『不敗の青年』 :  

[海軍] 『不敗の青年』 : 『...ぐー』

[海軍] 『不敗の青年』 : 先程までの張り詰めた空気はどこへやら、ソファーに寝転び寝息を立てている。
怠惰にも、床近くまで腕がぶらりと投げ出されている始末だ。

[海軍] 黄猿 : 「いくら英霊と言ってもこれは不用心じゃないかねェ...」

[海軍] 『不敗の青年』 : ━━━━━━━━━

[海軍] 『不敗の青年』 : 『とは言うけれどね、超過勤務が続くような情勢ばっかりだったんだ。
ましてやこれから連戦が待ち受けている事は間違いないんだ、休息は必要だよ』

[海軍] 『不敗の青年』 : 『つまり雇用者としてワークライフバランスを守る必要があるのは当然のこと!
私は寝る!』

[海軍] 『不敗の青年』 : ━━━━━━━━━

[海軍] 黄猿 : そんな風に一方的に宣言して、寝ちゃったみたい。

[海軍] 黄猿 : 話し合い、合議、融和。
そんな事をお題目に上げてなお、潰される事もなく健在。

[海軍] 黄猿 : お嬢ちゃんについてもそうだけど、
わっしが見くびりすぎなだけかねェ〜〜?

[海軍] 黄猿 : 願いを叶える為の戦争、けれど破局の時はいつか来るよねェ〜〜…
そう考えれば時間的余裕がある内に休むのも、願いを叶えるためには間違いじゃないんだけど……

[海軍] 黄猿 : 「……願い?」

[海軍] 黄猿 : 聖盃戦争。願いを持つ英霊が召喚される。

[海軍] 黄猿 : ……そういえば、こいつの願いは何なんだろうねェ〜〜〜〜?

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 :  

[海軍] 黄猿 : ”どっちつかずの正義”

[海軍] 黄猿 : わっしは、どちらも選べなかった

[海軍] 黄猿 : 寛容である、という事はいつしも苦難を挟むもので

[海軍] 黄猿 : 最高でも、最悪でもない…どっちつかず

[海軍] 黄猿 : 何もかも掬い上げようとしては、こぼれ落ちていく水滴のように

[海軍] 黄猿 : だからわっしは…委ねた
彼に、奇跡に

[海軍] 黄猿 : 誰もかれもが、極端に走るこの戦争で

[海軍] 黄猿 : 彼の意志が…
彼女たちを"どっちつかず"へ導いてくれると

[海軍] 黄猿 : そう、信じて見たかったんだねェ…

[海軍] 黄猿 : 闇を…ピカピカと照らす…

[海軍] 黄猿 : 光…に……

[海軍] 黄猿 :

[海軍] 黄猿 :  

[海軍]    :  

[海軍]    : その時、一つの星が銀河の中で瞬いて消えた。

[海軍]    : その時、一つの────が終わりを告げた。

[海軍]    : 銀河の歴史が、また1ページ。

[海軍]    :  

[海軍] ヤン・ウェンリー :  

[海軍] : その種が落ちる。

[海軍] : その受け取り手はもう、存在しない。

[海軍] : ……『光へと導く』のエゴを果たす道を果たしたため。

[海軍] :  

[海軍] :  

[海軍] :